2019 年 2019 巻 29 号 p. 268-274
本研究では,海洋教育を「海育(うみいく)」というキーワードで表し,小学校の現場における「食」と連携させた新たな取り組み事例の開発を行った.
今回は,石川県の穴水町立穴水小学校および向洋小学校の協力を得て,子どもたちに地元特産の海産物を絵に描いてもらい,それをお魚カード(ポストカード)およびのれん・のぼりにするという取り組みを行った.また,完成したお魚カードは穴水町の雪中ジャンボかきまつりで来場者に配付し,のれん・のぼりは掲示した.お魚カードは後日振り返り学習にも使用した.
さらに,向洋小の3 年生の児童に対しては,活動の前後にアンケート調査を行い,取り組みの効果を検証した.