在宅医療と内視鏡治療
Online ISSN : 2758-2299
Print ISSN : 1343-1544
活動報告
「作業療法士の立場 平成30年7月西日本豪雨災害 土砂災害被災の当事者として」
助金 淳結城 直子佐藤 斉三原 千惠
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2025 年 28 巻 1 号 p. 52-59

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抄録

筆者は2018年(平成30年)西日本豪雨災害の土砂災害に遭遇し、現地の災害担当として指揮にあたった。その経験から、事態の経緯と作業分掌をまとめ、さらに住民の健康管理に関してアンケート調査を実施し、これをまとめた。その結果、そうした状況下では、NST活動で培った「多職種による栄養評価、栄養管理計画、実施、再計画」のコンセプトを用いた「被害の評価、健康および居住環境整備の計画、実施、再計画」の流れを作れたことが非常に有用であることが分かった。災害下では情報の共有と方針の一本化、住民の持つ専門性を共有することが必要である。

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