東北大学
2004 年 13 巻 p. 85-91
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松浦会員が提起した「Learningの思想史」は、われわれが自明なものとみなしてきた教育や学問に関する理解の枠組みに揺さぶりを仕掛ける、刺激的な構想である。この種の試みが既存の教育観や学問観の風圧に抗して進まざるを得ない以上、そこには多くの困難が待ちかまえている。この構想の可能性と問題点について、以下の四つの視点から論じる。1)教育思想史の窮屈さについて、2)「二つの系譜論」について、3)読書について、4)相対主義について。
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