人文地理学会大会 研究発表要旨
2011年 人文地理学会大会
セッションID: 304
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第3会場
平成の合併自治体の行政組織の空間的再編成
?合併後2時点の比較?
*西原 純
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抄録
平成の市町村合併で誕生した合併自治体557(1999年4月~2006年3月)について、合併直後と2009年度末の2時点における行政組織の空間的配置(庁舎の方式)を、各自治体の行政組織図、インタビュー調査、アンケート調査、電話調査などによって特定し、組織の再編成を把握した。 本庁舎をどこに置くか、いずれの庁舎の方式を採用するかは、合併協議の最重要課題であった。 分析の結果、当初は約40_%_を占めた総合支所方式は大幅に減少し、本庁方式へ移行した自治体が多かった。また、減少が予測された分庁方式はほとんど減少していなかった。庁舎の方式について、行政の効率化が進められた一方で、合併後の行政運営の困難さを示している。
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