人と自然
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タブ型照葉樹林の種組成および種多様性
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2010 年 21 巻 p. 121-131

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抄録
屋久島, 種子島, 宮崎県南部, 高知県南部および照葉樹林北限域の新潟県, 山形県,秋田県, 宮城県, 岩手県のタブ型照葉樹林の調査を行った. その結果, オキナワテイカカズラなどを識別種とするタブノキーアコウ群集(屋久島, 種子島), キダチニンドウなどを識別種とするタブノキ ムサシアブミ群集(宮崎県南部, 高知県南部),オオバジャノヒゲなどを識別種とするタブノキ イノデ群集(新潟県, 山形県, 秋田県, 宮城県, 岩手県) の3群集が区分され, それらの3群集は潮風条件ドに成立していた. タブノキ アコウ群集はスダジイ ボチョウジオーダーに, タブノキ ムサシアブミ群集とタブノキイノデ群はスダジイーヤブコウジオーダーにまとめられ,両オーダーはヤブツバキクラスに統合される.3群集の種多様性を比較すると, もっとも南に位置しているタブノキ アコウ群集の種多様性がもっとも高く, もっとも北に位置しているタブノキーイノデ群集の種多様性がもっとも低かった. タブノキーイノデ群集の種多様性は国内 の照葉樹林の中でもっとも低いと認められた. タブノキムサシアブミ群集は四国, 九州, 紀伊半島南部の太平洋沿岸に分布し, タブノキ イノデ群集は日本海沿岸および太平洋沿岸の北部に分布する.
© 2010 兵庫県立人と自然の博物館
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