人と自然
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防災教育の視点からみた円山川水系の水文環境と豊岡盆地の表層地質
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2010 年 21 巻 p. 171-183

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抄録
兵庫県北部の日本海に流出する円山川は, 流路延長(68.5km)にくらべると流域面積(1289km2)が大きく,流域の地表水の95% 以上は河口から南に8~19km遡った豊岡盆地に流入する. 豊岡盆地の標高は5m以 下, 盆地北部ではlmくらいで, 河口から17km地点の円山川の河床まで日本海の海水が侵入しているくらい低平である. 豊岡盆地は縄文海進時の溺れ谷が古円山川による土砂の埋め立てにより形成されたもので, 表層部には基底部の砂礫層に累重するN値の低い主に海成の粘土層やシルト層が厚く分布する.本文は地域防災教育の視点から円山川水系の水文地理と豊岡盆地の表層地質環境, さらにこれらと豊岡盆地の水害との深い関連性についてまとめたものである.
© 2010 兵庫県立人と自然の博物館
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