人と自然
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センサーカメラを用いた宮城県牡鹿半島の哺乳動物相と鳥類相の評価 -シカの影響に着目して-
伊藤 凛, 武田 悠佑, 太田 吉厚, 辻 大和
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2026 年 36 巻 p. 67-73

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抄録
2023年から2024年にかけて,宮城県牡鹿半島でセンサーカメラを用いた動物相の調査を実施した.期間 中,39種の動物(哺乳類11種,鳥類28種)を記録した.牡鹿半島の動物相の種の豊富さは東北地方の他 の調査地と同程度だったが,記録された動画の74%はニホンジカCervus nippon(以下シカ)に偏っており, 近年の半島内のシカの生息数の増加と分布拡大を反映していた.シカは秋に多く撮影され,これは交尾期の 活動性の高まりを反映していると考えられた.日内では夜間の撮影頻度が高く,半島内で実施されている有 害駆除を避けるためと考えられた.食肉類の一部は,シカの撮影頻度が高い場所で多く撮影された.植物生 産性の高い場所に両者が引き寄せられた可能性,もしくは食肉類がシカの死体を食物として利用している可 能性が示唆された.シカの撮影頻度と撮影された動物種数に関連はなかったが,シカが動物相に与える影響 については,より長期的な調査を踏まえて判断すべきである.
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© 2026 兵庫県立人と自然の博物館

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