保健師教育
Online ISSN : 2433-6890
委員会活動報告
編集委員会活動報告
編集委員会
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2019 年 3 巻 1 号 p. 52-53

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I. はじめに

全国保健師教育機関協議会誌(以下,機関誌とする)「保健師教育」は,全国の保健師教育機関の交流や情報交換を支援し,保健師教育に役立てる事を目的とし,2017年5月の第1巻の発行以降,1年に1巻ずつ発行している.編集委員会は機関誌「保健師教育」の企画,編集作業等,その発行と公開に関わる業務を行っている.

II. 活動結果

編集委員会では,2018年度に以下の活動を行った.なお,この活動結果は原稿を提出した2019年2月10日現在のものである.

1. 第3巻の発行に向けた企画立案・査読・編集作業

1) 企画立案・原稿の依頼

2019年5月末に発行予定の第3巻の企画案を作成した.その企画案について,創刊号に記載されている編集方針に基づいて検討し,第2巻と雑誌の構成を大きくは変更せず,協議会としての活動を積極的に発信する記事として,巻頭言,講演記事,事業報告,調査報告,活動報告(委員会・ブロック),平成30年度事業報告とし,加えて,投稿論文(研究・活動報告)を募集し,査読を行った上で掲載することとした.具体的には,講演記事は第7回秋季教員研修会の講演内容,事業報告は公衆衛生看護学教育モデル・コア・カリキュラム推進委員会の研修報告,教育課程委員会の報告,教育体制委員会の報告,調査報告は教育体制委員会の報告,活動報告(委員会・ブロック)は全ての委員会,ブロックの活動報告とし,秋季教員研修会の演者,理事長を始めとする理事,それぞれの委員会,ブロックの委員長に対して原稿の依頼を行った.

2) 投稿論文の募集・査読プロセス

第3巻の発行に向け,投稿論文(研究・活動報告)を2018年9月30日まで募集した.その結果,研究2件,活動報告1件の計3件の投稿があった.査読の結果,研究1件,活動報告1件の計2件を第3巻に掲載予定である.加えて,投稿論文の募集・査読プロセスを進める中で,投稿規程に改正が必要な内容があることを委員会内で確認した.例えば,投稿論文では現場の保健師が共著者になれないことである.現在,2020年5月末に発行予定の第4巻に向けて,改善点をブラッシュアップし,改正案の検討を進めている.

2. J-STAGEへの登載・医学中央雑誌への登録

機関誌「保健師教育」の多方面への普及と活用を進めるため,科学技術振興機構が管理する総合学術電子ジャーナルサイト「J-STAGE」に記事の登載を行うことが昨年度までの理事会で決定しており,その手続き及び,どの記事をどのように登載するかといった具体的事項を検討した.その結果,巻頭言,講演記事,事業報告,調査報告,活動報告(委員会・ブロック),投稿論文(研究・活動報告)をJ-STAGEに登載することとなった.登載方法は,既に発行済みの第1巻第2巻については,当面BIB-J形式(書誌情報はインターネット上で確認できるが,論文の全文を読むためにはPDFをダウンロードする必要がある)で登載し,第3巻については,FULL-J形式(論文の全文がPDFに加え,インターネット上でも読むことができる)での登載となった.今年度,第1巻第2巻のJ-STAGEへの登載が完了した.加えて,J-STAGEに登載した内容を引用する形で,医学中央雑誌でも検索できる様にする手続きを行った.

III. 今後に向けて

機関誌「保健師教育」が名実ともに本会の目的達成の一端となる様,その編集・発行業務,投稿規程の改正作業を進めていく予定である.今後も会員校の皆様には記事の執筆や投稿論文の査読を依頼する予定であり,ご協力をお願いしたい.そして,論文の積極的な投稿についても,併せてご協力をお願いしたい.

謝辞

ご多用の所,原稿をご執筆くださった会員校の皆様,査読委員の皆様,様々な側面からご助言をくださった岸恵美子会長,斉藤恵美子副会長,事務的にサポートしてくださった中西印刷株式会社の野津真澄様,東北大学大学院の竹田香織助手に深謝申し上げます.

Biographies

担当:大森純子(東北大学大学院)

松永篤志(東北大学大学院)

田口敦子(東北大学大学院)

南部泰士(日本赤十字秋田看護大学)

小澤涼子(天使大学大学院)

津野陽子(東北大学大学院)

今野浩之(山形県立保健医療大学)

 
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