保健師教育
Online ISSN : 2433-6890
ブロック活動報告
中国,四国ブロック活動報告
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2019 年 3 巻 1 号 p. 65-66

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I. はじめに

中国,四国ブロックは,1校が退会したことで,中国地区12校,四国地区11校の計23校で活動をすることになりました.今年度よりブロック新体制となり,理事1名,ブロック委員4名,会計担当1名の計6名を中心とし,昨年度の理事からアドバイスを受けながら活動を開始いたしました.現在は周知や検討が不十分な状況ではありますが,今後検証しながら実態に即した運営をしていくことになりました.

II. 活動結果

1. 定例会議・ブロック委員会・臨時会議の開催

平成30年9月22日(日)に岡山市において定例会議を開催し,22校43名の参加がありました.議題は平成30年度全国保健師教育機関協議会の活動報告,平成29年度中国,四国ブロック活動報告及び会計報告,平成30年度中国,四国ブロック活動計画として会議を行いました.平成31年度のブロック理事・委員について,ブロック理事及び委員は従来の計画どおり任期は2年とし,全委員が同時に交代することとなりました.平成31年度理事は徳島文理大学,ブロック委員は中国ブロックを島根県立大学・岡山大学,四国ブロックを香川大学・高知県立大学が担当となることになりました.

平成31年度の中国,四国ブロック定例会議・研修会は,2019年9月28日(土)にピュアリティまきび(岡山市)で開催予定となりました.

2. 研究会

研究会では前全国保健師教育機関協議会会長 佐伯和子先生より「保健師コアカリと指定規則変更について」,ご講演を頂きました.また,中国,四国ブロックの会員校である岡山県立大学 二宮一枝先生より「大学院での上乗せ教育の実践」で,話題提供を頂きました.参加者は31名(会員校16校)でした.昼食を交えた情報交換会を開催し,会議の席上ではできない楽しい歓談ができました.

3. 中国地区活動・四国地区活動としての研究会の開催

中国地区においては,平成30年12月22日(土)に岡山市にて第2回研究会を行いました.9校16名が参加し,島根大学 小笹美子先生より現在行われている講義などの工夫について情報提供いただき,情報交換会を開催しました.日ごろの教育活動の中で,主として講義や演習の工夫と昨今の学生の様子について情報交換したところ,特に実習終了までは保健師の仕事がイメージしにくいため就職につながりにくいという共通の悩みがありました.

四国地区においては,平成31年2月8日(金)に四国公衆衛生学会開催場所の高松市にて,香川大学 森永裕美子先生より,「災害時保健活動~7月豪雨水害の実態から~」で状況提供いただき,健康危機管理に関する保健師教育について情報交換を行う予定です.

III. まとめ

本年度より新体制となり,ブロックの定例会議および研修会をブロック委員が運営することになり,初回の開催・運営にあたり手探りの状態で行うことが多く生じましたが,例年よりも多くの会員校にご参加頂きました.研修会後に行った「モデルコアカリの活用」についてのグループワークでは,各地域による教育の現状や課題についても話し合われ,活発な意見交換となったことより,大変為になったとの意見も聞かれました.引き続き,午後からの定例会も多くの会員校よりご参加頂き,今後の会の発展へ向け,会員校の意識向上へとつながったと考えます.

本年度も昨年度同様,中国地区と四国地区それぞれの活動を実施することとなりました.中国ブロックで行われた研究会では,地域特有である教育課題の共有化や課題解決についての意見交換が活発に行われました.地区ごとに行う第2回研究会は,互いの顔がわかり会員間の交流がさらに深まり,地域性に根差した保健師教育の検討をしていくという意識が高まる兆しが見えたと考えます.今後行われる四国ブロックでの研究会においても,活発な活動が期待されると考えます.

Biographies

担当:齋藤公彦(福山平成大学)

小笹美子(島根大学)

立川美香(宇部フロンティア大学)

岩本里織(徳島大学)

田中美延里(愛媛県立医療技術大学)

笹木佳子(福山平成大学)

 
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