北陸作物学会報
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水稲糯品種「新大正糯」の遺伝背景における穂発芽性改良遺伝子の有効性評価 - 41
尾崎 秀宣 村田 和優山口 琢也長岡 令杉本 和彦小島 洋一朗
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2022 年 57 巻 p. 41-46

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抄録

富山県の糯奨励品種である「新大正糯」の穂発芽性の改良をねらい,インド型品種「Kasalath」由来の穂発 芽耐性遺伝子Sdr1 KasおよびSdr4 Kas,さらに低温発芽性遺伝子qLTG3-1 について「コシヒカリ」由来の対立遺伝 子qLTG3-1Kosをそれぞれ「新大正糯」に導入した準同質遺伝子系統(NIL)を育成した.各NILの穂発芽性を評 価したところ,いずれも「新大正糯」より強い穂発芽耐性を示し,中でもSdr4Kasが最も安定して強い穂発芽耐 性を示した.

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© 2022 北陸作物・育種学会
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