ヘルスプロモーション理学療法研究
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原著
下腿・足部のスポーツ障害とジャンプ前後の腓腹筋筋硬度の関係: ジュニアアスリートを対象として
権野 めぐみ西尾 真樹来田 宣幸野村 照夫松井 知之東 善一平本 真知子橋本 留緒幸田 仁志渡邊 裕也甲斐 義浩森原 徹
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2023 年 12 巻 3 号 p. 101-106

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抄録

本研究では,下腿・足部スポ-ツ障害の有無とジャンプ前後の腓腹筋筋硬度の関係を検討することを目的とした。対象はジュニアアスリート43名であった。メディカルチェックでは,下腿・足部障害の有無を評価した。筋硬度測定では,20秒間片足8の字ジャンプをおこなわせ,ジャンプ前後の腓腹筋筋硬度測定を実施した。ジャンプ前後を被験者内要因,障害の有無を被験者間要因とした2要因分散分析をおこなった結果,有意な交互作用がみられた(F=5.586, p=.023)。単純主効果については,ジャンプ前後とも陽性者の筋硬度が有意に高く,陽性者,陰性者ともにジャンプ後の筋硬度が有意に高値であった。陽性者は陰性者と比べ,ジャンプ前後の筋硬度差が有意に大きかった。下腿・足部障害と腓腹筋筋硬度との関係を示すことができ,ジャンプ動作中の身体の使い方がジャンプ直後の筋硬度の上昇量および障害の有無に関係することが示唆された。

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© 2023 日本ヘルスプロモーション理学療法学会

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