ヘルスプロモーション理学療法研究
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実践報告
足関節背屈位動揺性の存在率とその改善を目的とした 足関節内旋エクササイズの意義
吉田 健太小林 匠窪田 智史坂 雅之蒲田 和芳
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2013 年 2 巻 4 号 p. 175-182

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抄録

距腿関節は背屈位で骨性の安定性が得られるとされるが,生体にて骨性の安定性を検証した報告は存在しない。本研究では,距腿関節最大背屈位において,回旋方向の骨性の安定性が不完全な状態を『足関節背屈位動揺性(AUM)』と定義し,若年アスリートを対象とした存在率の調査を行い,足関節背屈内旋エクササイズが動揺性に及ぼす効果を検証した。他動背屈内旋テスト・荷重位内旋テストにより,足関節背屈位動揺性は高い存在率を示した。エクササイズにより足関節背屈位動揺性の軽減傾向は認められたが,パフォーマンスに有意な改善は認めなかった。若年アスリートの多くにAUM が存在し,足関節背屈内旋エクササイズが動揺性を軽減させる可能性が示唆された。

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© 2013 日本ヘルスプロモーション理学療法学会
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