抄録
夏秋ギク系大輪ギクの80 cm以上の切り花を9月に露地圃場で採花するため,エセフォン散布と挿し穂冷蔵を組み合わせ,その伸長生長効果を電照と比較し,平野部と準高冷地で成育を検討した.供試した品種における切り花長伸長の効果はエセフォン散布,電照および挿し穂冷蔵の組み合わせにより付加的に増加した.平野部における‘サマーイエロー’の開花日は,挿し穂冷蔵30日とエセフォン散布4回区が9月19日,切り花長は90.9 cmであった.挿し穂冷蔵45日とエセフォン散布による開花遅延と切り花長の伸長効果は,準高冷地が平野部と比べて高かった.準高冷地の‘サマーイエロー’の挿し穂冷蔵45日とエセフォン散布4回区で,開花日が9月28日,切り花長が80.1 cmであった.
以上より,夏秋ギクの80 cmを越える切り花をエセフォン散布と挿し穂冷蔵により,9月下旬に露地で採花できた.