園芸学研究
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発育制御
シアナミドおよび異なる促成開始時期の組合わせ処理が低温要求量の少ないブルーベリー2品種の休眠打破,栄養成長および生殖成長に及ぼす影響
Lai Yi-Chun尾形 凡生浜田 和俊
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2023 年 22 巻 3 号 p. 233-241

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抄録

低温要求量の少ないサザンハイブッシュブルーベリー‘Kestrel’と‘Star’を対象に,異なる促成開始時期およびシアナミドの組み合わせ処理が休眠打破,栄養成長,生殖成長に及ぼす効果を検証した.ポット植え3年生樹を対象に,‘Kestrel’では低温蓄積量がCH. 50,CH. 100,CH. 150,‘Star’ではCH. 50,CH. 150,CH. 400時に無加温ビニールハウスに搬入し,0.5%シアナミド液散布区および無処理区を設けた.シアナミド処理は,促成開始時期にかかわらず処理から萌芽までに要した日数が短縮され,萌芽および展葉が促進された.つまり,低温要求量の少ない品種に対して早い段階でシアナミドによる低温補償が効果的であることを示唆している.その一方で,シアナミド処理は開花に要した日数に影響しなかった.しかし,収穫期は早まり果実成熟までの日数が短縮された.つまり,萌芽および展葉が早まったことで,成長期早期の光合成速度が向上し,樹冠形成に寄与する.従って果実発育期間の短縮につながる.以上のことから,低温要求量の少ないブルーベリー品種を対象に低温不足時の促成栽培においてはシアナミドが低温補償,萌芽促進に強力であることを示唆している.

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