茨城県農業総合センター園芸研究所
大阪府立大学大学院生命環境科学研究科
2009 年 8 巻 4 号 p. 439-443
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露地栽培における根域への多頻度水分管理の有効性を検証するため,液肥管理に適した新しい給液制御システムを開発し,ハクサイとナスについて慣行栽培との比較を行った.液肥の濃度や制御方法を異にして栽培を行い,養分吸収や生育,収量ならびに土壌養水分含量を調査した.給液管理を行った処理区の土壌水分は安定して推移した.液肥区では頻繁な養水分管理によって生育が促進され,ハクサイとナスはそれぞれ,慣行栽培である基肥区の54%と71%の施肥量でも,基肥区と同等の収量が得られることが確認できた.
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