抄録
本研究の目的は、保育園児の給食摂取調査等から保育者と保護者に子どもの食に関する情報の共有と、そのための有効的な方法を検討し、今後保育園と家庭が子どもの食に関する課題解決ができる一提案をすることである。A市の公立保育園児と保護者70名、保育者 4 名を対象に、子どもには食事摂取量の評価、保育者には声掛けの有無とコメント、保護者には子どもの 1 週間の食事摂取調査実施後に摂取状況を記入したシート見てコメントを書いてもらった。保育者は摂取量ではポジティブなコメントが多く、摂取時間は、時間内に食べられない子どもへのネガティブなコメントがあった。また、保護者は家庭と保育園の食事摂取量に差があることを記しており、両者の情報共有が必要だと確認できた。しかし保育者の仕事は年々増加し、保護者も正規就労により子どもを知るための時間が少なくなりつつあるため ICT 等、多様な手段を用い、給食摂取状況を保護者へ発信し、家庭からの連絡を受信する方法に期待が高まった。