抄録
本研究は、ケアマネジャーが考える 1 人暮らしの要介護軽度者(要介護 1 又は 2 と認定された者、以下、「軽度者」と称す)に対する自立支援の機能を明らかにすることを目的とした。東京都内の居宅介護事業所のケアマネジャー9 名に対してインタビュー調査を実施し、定性的コーディングにより質的分析を行った。その結果、23のコードを抽出し 5 つのカテゴリーに分類した。ケアマネジャーが考える 1 人暮らしの軽度者に対する自立支援の機能として、【できることを続ける】は身体的機能、【利用者の力を活かす】、【その人らしい生活をする】、【生き方を決定し選択する】は、精神的機能、【在宅生活を継続する】は社会的機能を支援することが主な内容となっていた。そのため、ケアマネジャーは、利用者主体の支援をするために、身体、精神、社会的機能面が交互に絡み合った包括的な考え方を基底にケアマネジメントを展開していることが明らかになった。