人間福祉学会誌
Online ISSN : 2435-9254
Print ISSN : 1346-5821
日本におけるアルコール依存症回復施設の支援の実態
スコーピングレビューを用いた文献研究
橋詰 幸輝
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ジャーナル 認証あり

2026 年 25 巻 2 号 p. 41-48

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抄録
本研究の目的は、我が国の依存症回復施設における支援の実態を明らかにすることである。国内文献9 件を対象としたスコーピングレビューを実施し、記述内容を整理・分析した。その結果、回復支援は概ね「生活支援」「就労支援」「断酒支援」の3 本柱として構成されていることが全ての文献に共通して確認された。生活支援では生活基盤の再構築や自助グループとの接続、就労支援では福祉的就労を中心とした役割獲得、断酒支援ではミーティングや心理社会的プログラムによる支援が示されていた。一方で、これら3 領域は相互に関連しながら展開しているにもかかわらず、その関係性や支援構造について実証的に検討した研究は限られていた。以上より、本研究は、我が国の依存症回復施設における支援実践を3 本柱として整理・可視化した点に意義があり、今後は支援のあり方についてさらなる知見の蓄積が求められることが示唆された。
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