国際P2M学会誌
Online ISSN : 2432-0374
研究開発を成功に導く人材:ブーストゲート法における人材研究
藤井 誠一和田 義明中村 友哉李 根煕
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2015 年 10 巻 2 号 p. 127-148

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抄録
研究開発プロセスにおいて、有望なテーマを絞り込む方法として、ゲート機能が有効であり、多くの企業で採用され運営されている。一方、イノベーションを実現するキーパーソン人材として、アイデアの種を擁護するプロダクト・チャンピオンや、連続的に市場での成功をもたらすシリアル・イノベーターに関する研究が行われてきた。本研究では、ブーストゲート法を採用している食品メーカーK社において、キーパーソン人材を探索し分析を行い、研究開発を成功に導く人材によるゲート機能の研究を行った。本稿は、イノベーションを起こす研究開発者や支援者の人材像を掘り下げたものであり、その人材条件を例証し、研究を事業に繋げる実践的なプロジェクト・マネジメント手法を提案するものである。
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© 2015 International Association of P2M and Authors
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