抄録
企業におけるプログラムマネジャーは、解決すべき課題を抽出して改善に導く役割が求められる。そのためには、現場に合った方法を考え現場力を活かす演出が重要である。その実現には、プログラムマネジャーに加え、現場をサポートするプログラムオフィサー(PO)の役割が必要である。本論文では、現場をサポートするPOとして、社会問題解決のための研究開発プログラムにおけるPO[1]と産学民連携プログラムW-BRIDGEにおけるPO[2]に着目する。その上で、企業においても、システム思考を持って、複雑なプロジェクトをコーディネートするPOの役割について事例をもとに論じていく。