抄録
企業のサステナビリティを実現する一つの方策として既報にて、事業継続に貢献できるP2Mの 概念を理解・実践できる人材の育成方法として「P2M-OJT」の方法および評価指標について提案した。既報[1] [2]では、「P2M-OJT」について実課題をテーマとしたプロジェクト・プログラムを遂行しチームで問題解決を行うことで成長を図る人材育成方法と定義した。しかしながら「P2M-OJT」の方法論を提案したものの実行及び効果検証ができていなかった。本論文では、企業における「P2M-OJT」の実践事例を報告し、既に提案した評価指標に基づき評価を行い人材育成における成果および課題を報告する。