国際P2M学会誌
Online ISSN : 2432-0374
P2M「統合マネジメント6知識」を用いた組織診断手法の開発
門田 由貴子高野 研一
著者情報
ジャーナル フリー

2020 年 14 巻 2 号 p. 227-248

詳細
抄録

企業が事業を継続する上で、組織の状況を客観視することにより、望ましい姿へと組織開発を行うことは不可欠である。しかしながら、コンサルティングファームが提供する組織診断サービスを利用するのは主に大企業に限定されており、組織管理者にとって現実的な組織改革に活かしづらいと指摘される。そこで本研究では、一般的な企業でも手軽に導入できる組織診断サービスをシステムズエンジニアリングの手法に則って開発し、実企業で試行と検証を行った。P2M「プログラム統合マネジメント6つの知識」とエスノグラフィを採用して開発した本診断サービスは、企業での試行により一定の有効性と妥当性が確認できた。

著者関連情報
© 2020 International Association of P2M and Authors
前の記事 次の記事
feedback
Top