抄録
SDGsは持続可能な世界を実現するために国際社会が目指す17のゴールを示すものであるが、これを地方創生分野において自治体単位の中長期目標に落とし込む取り組みを推奨すべく、優れた提案を行う都市をモデルとして指定するものがSDGs未来都市である。これらの都市における17ゴールを活用したプロジェクトマネジメントの手法を、主にプロファイリングマネジメントの観点から分析を試みる。特にSDGsの取り組みでは、“複数の目標にまたがって進捗を支援する包括的なアプローチが必要”であるとされており、これらの目標がどのように連携して、自治体のマネジメントに活かされているかを、プラットフォームマネジメント、価値指標マネジメントの視点から分析する。