国際P2M学会誌
Online ISSN : 2432-0374
市民協働による地域復興共創システムに関する考察
~「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」を事例に~
大和田 順子吉田 恵美子栗林 敦子
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2021 年 15 巻 2 号 p. 118-135

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抄録

福島県いわき市および周辺市町では、東日本大震災および原子力災害からの復興を目指し、市民も農地の再生や風評の克服に取り組んできた。「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」は、2012年の発足から今日まで、地元の多様な主体との連携、首都圏の企業や団体・個人ボランティアとの交流などにより活動を継続してきた。地域内外の市民が復旧から復興、そして持続可能な地域づくりに参画した約10年間の取組に関し、復興活動およびP2M理論を適用した地域創生に関する先行研究、ボランティアを対象としたアンケート調査、ならびにP2M理論により考察し、市民協働による地域復興共創システムを明らかにする。

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© 2021 International Association of P2M and Authors
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