国際P2M学会誌
Online ISSN : 2432-0374
デザイン教育におけるPBLでの効果的な学習に関する試行的研究
―ルーブリックを用いた評価プロセスが学習効果に与える影響―
細川 元赤澤 智津子西田 絢子
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2021 年 16 巻 1 号 p. 107-120

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抄録
大学の教育現場では広くPBLが実施されている。本論文では、大学生が小学生向けの学習イベントを企画・運営するPBLを研究対象とし、グループとしてデザインプロセスの理解と着実な実行を行えるようにするための要件を明らかにすることを研究目的としている。ルーブリックによる評価活動をデザイン教育の一環として実施されるPBLに組み込み、達成度合いの計測を行った。その結果、複数のプロジェクトにおいて達成度合いに差異が見られた。この実践事例からP2Mの観点でプロジェクトチームのデザインプロセス実行に影響する要素を明らかにし、デザイン教育における効果的なPBL実施の要件を明らかにした。
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© 2021 International Association of P2M and Authors
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