抄録
社会的課題の解決による持続的な社会の実現は、現代社会における喫緊の課題であると同時に、経済発展と相反するものではなく両立を図ることが重要なテーマとなっている。本論では、P2M 理論の拡張に関する議論の一環として、SDGsの達成による持続可能な社会とデジタル化が進んだ新たな人間中心の社会となるSociety5.0を創り出し、社会課題の解決と経済発展の両立を図る変革のドライバーであるDX推進において、P2Mがより貢献度を高めていくための新たな方法論を検討する。具体的には、DX推進における重要なキーワードである異分野連携とアジャイルに対応したプログラムマネジメントのフレームワークを提案する。