国際P2M学会誌
Online ISSN : 2432-0374
製品開発を支援するP2Mにおける組織学習機能 : 造船業界における製品開発の事例
山根 里香
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ジャーナル オープンアクセス

2014 年 8 巻 2 号 p. 57-69

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抄録

複数種類あるいは複数世代の製品開発プログラムからの組織知を蓄積し、それらを有効に活用する仕組みを構築することで、新規性の高い製品開発への挑戦が可能となる。組織知の蓄積や活用を促す機能として、組織学習がある。製品開発における組織学習は、新しい知識を広く探索する範囲の探求と、既知の知識を再利用する深さの探究が想定される。深さばかりではなく、範囲の探求を可能にするためにも、組織能力、アンラーニング、ダイナミック・ケイパビリティ、コンソーシアムの利用、リーダーシップが重要となる。本研究では、造船業界における新素材採用による製品開発の事例を採り上げ、特にP2Mにおける組織学習の視点の必要性に着目し検証を行う。

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© 2014 International Association of P2M and Authors
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