2008 年 2 巻 2 号 p. 113-122
Kaikaku(日本型)プロジェクトマネジメント(以下、KPMという)においては、事業改革や研究開発のプロジェクトやプログラムに適するように色々な形の組織設計への工夫が導入される。とりわけ、長期の大型開発プロジェクトにおいては、継続・中止の判断や、優先順位付けなどの判断を行う必要があるし、グローバル市場に対応した組織設計を行う必要がある。これらに対応するように、プログラムとプロジェクトの階層的な仕組みや評価制度などを備えているのが、KPM(日本型プロジェクトマネジメント)オフィス設計の特徴である。これに、ターゲットマネジメントを加えることにより、プロジェクト運営の効率化を図っている。