今日までの社会活動を通して、情報の可視化とは実は単なるのマネジメント議論のスタートポイントでしかなく、イノベーションを生むことには必ずしもならないことに先進リーダ・オーナーは気づいている。それに伴い、イノベーションを生む人間力こそが重要性であるとの指摘されている昨今である。感性価値の創造は今後のプログラムマネジメントの大きな実現能力として求められてきた。本論文は著者の一連の研究背景をベースに新たな概念として感性バリューチェーンを提唱して、いくつかの身近な事例を導入してプログラムマネジメントでの感性価値を論じる。そして、プログラムマネジメントにおけるリーダなどの複眼力は本来プロセス全体で新たなバリューチェーンを生むイノベーション創出の源泉となりうることを検証する。