抄録
P2M理論の標準化とさらなる普及を目的に、P2Mを支援するICTプラットフォームの構築に必要な要件調査を行った。プログラム統合化とコミュニティ形成を促すプラットフォームの要件事項をサーベイし、さらにP2Mの有識者へプラットフォームの利活用に関する要件事項を聞き取り調査した。これらを元にICTを利用したP2M支援プラットフォームの要件事項を定義した。この結果、Web上にロジックモデルを制作・共有するコンテンツを構築し、これを軸に各種分析や情報共有を行うサブコンテンツを連動させ、さらにプログラムの進行やメンバの階層に応じた情報登録を可能にする実装イメージが導出された。今後は調査結果を元にプロトタイプ化を行い、要求事項のさらなる具体化を図っていく。