国際P2M学会研究発表大会予稿集
Online ISSN : 2432-0382
ISSN-L : 2432-0382
2013 春季
セッションID: E-5
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E-5 都市モデルと社会現象モジュールによる都市シミュレーション環境とその利用(P2M自由研究トラック,「6次産業論とP2M体系の発展」~日本型の価値創造と進化を模索する~)
市川 学
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抄録
近年、都市に存在する社会現象を、シミュレーションモデルを通じて理解・分析することが多く行われ初めている。医療サービスにおける救急車両の配送問題や、公衆衛生における感染症の蔓延問題、交通学における交通渋滞の解消問題などを例に挙げることができる。そして、ここで構築されるモデルは、都市に存在する社会現象を扱うプロジェクトにおいて、対策や施策をあらかじめ評価するために利用することが可能である。しかし、構築されるモデルの多くは、対象となる都市とその社会現象を再現するためだけに構築されることがほとんどである。そのため、構築されたモデルを他の都市へ転換することや、再現された社会現象を交換することによって、他の現象へ応用することが難しく、その都度新しくモデルが作り直す必要がある。本稿では、このような現状をふまえ、都市で起こりうる社会現象を理解・分析するモデルを、都市モデルと社会現象のモジュールにわけて構築する手法を提案し、その利用例について言及する。
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© 2013 International Association of P2M and Authors
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