抄録
大学のサテライトキャンパスに対し、創発的なサービスを企画する SNS プラットフォームを実装運用した。プラットフォームの要求機能を、サービスモデルにおける「目的の共有」、「ナレッジの蓄積」、「双方向の対話」と定め SNSサービスである Slack と Google ドライブを連携させた情報基盤を構築した。さらに本プラットフォームを試行的に運用し、要件機能が充足しているかを確認した。その結果、一部の機能は人的な作業による補完を必要としたが、概ね要求機能が充足していることがわかった。
今後はプラットフォームを運用する上での人的な動機づけや適用範囲の拡大に取り組み、サービスモデルを支援するマネジメントツールの確立につなげていく。