抄録
PPP/PFIは、我が国のマクロ経済政策の骨格となる指針である「経済財政運営と改革の基本方針 2014」などにおいて、社会資本整備・運用を効果的・効率的に行うため重要な政策手段と位置付けられている。政策目標を設定し、その達成度を検証することは、国民の裨益を効果的・効率的に確保する観点から重要なことである。
本研究では、小規模なPFI事業から大規模な公共施設等運営権方式(コンセッション方式) 等によるPFI事業まで、Project & Program Management (P2M)の考え方を踏まえ、個別事業ごとの運営・管理に用いる指標や手法との整合性を図りつつ、社会資本整備・運営事業全体の効率化につなげていくための指標や手法について検討を行うものである。