国際P2M学会研究発表大会予稿集
Online ISSN : 2432-0382
ISSN-L : 2432-0382
2015 春季
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研究開発のための顧客価値の共創メカニズムに関する基礎的な考察
— R&D のための P2M フレームワーク ―
*加藤 勇夫楓 森博越島 一郎
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会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 88-100

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抄録
前報において,著者らは企業の研究開発 (R&D) が抱える 3 つの課題,(1)R&Dプロセスと事業戦略との乖離の解消,(2) R&D プロセスの開発スピードアップ,(3)R&Dプロセスのイノベーション創出能力アップを挙げた.この課題を解決するためにバランス・スコアカード (BSC) をR&Dプロセスに適用し,「顧客視点の研究プログラム」と「内部プロセス視点の研究プログラム」をコラボレーションさせる「マルチプログラムプラットフォーム構造」を提案した.本稿では,顧客価値の共創に重要な役割を果たす「マルチプログラムプラットフォーム構造」に焦点を当て,各プログラムとの関係を考察し,その構造がもつ顧客価値の共創メカニズムの解明を試みた.その考察の結果を基に,「顧客価値共創プログラム」によるマネジメントの方法論について議論した.その結果,「顧客価値共創プログラム」が「顧客視点の研究プログラム」と「内部プロセス視点の研究プログラム」をマネジメントする顧客価値共創メカニズムがR&Dプロセスにとり重要な構造であることを示した.
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© 2015 International Association of P2M and Authors
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