主催: 一般社団法人 国際P2M学会
会議名: 第22回秋季研究発表大会
開催地: 東京農工大学小金井キャンパス工学部 講義棟
開催日: 2016/10/01
p. 36-47
ODA事業におけるプログラム・アプローチの有効性は、本学会で過去にも論じられてきた。本論文では、過去に実施された2 つの事業群をプログラムと見立て、成功事例として紹介する。1つは、ボリビアにおける水供給分野の事例であり、もう1つは、ベトナムの運輸セクターの事例である。共通点として、いずれのプログラムも、P2Mのプロジェクトマネジメント、プログラムデザイン、関係性マネジメントの観点から優れたマネジメントがなされている。また、プログラムの成功には、自立発展性の確立が重要であり、紹介する2プログラムはいずれも、異なる方式で自立発展性を維持・強化する方策がとられている。