本稿では、日本のファッションビジネスにおける消費者行動に焦点を当てて、消費者の関与および知識の準と情報源との相関を明らかにする。次に、ファッションにおいて「関与・知識」が異なる消費者が来日する際にどのように情報を探索し利用するかを解明し、マーケティング・コミュニケーション戦略を模索する。 本稿の意義としては、先ず、「関与・知識」と「関係構築情報源」には強い相関があること を解明した。また、ファッションにおける関与が高いほど、自己ギフトと他社ギフトを購入す る可能性が高くなる。ファッションにおける知識も目的地の購買行動に正の相関が見られる。