抄録
地域産学連携スキームであるW-BRIDGEの11年間合計131件のプロジェクトをもとにP2Mの立場から分析を行い、SDGsを指向した事業形成手法を提案する。17分野に分類されるSDGsは、往々にして単独の分野における「深堀り」に陥るケースが多く、現実社会の課題の解決という本来の目的を逸脱する事例も散見される。本研究では、P2Mの各手法をバランスよく取り入れることによって、SDGs事業形成を進める手法を示し、広範な範囲の過去の事例をもとに手法の有効性を検証する。SDGsは、行政のみならず企業経営・一般社会でも大きな関心を呼んでいることから、本研究の成果が多くの分野で活用されることを念頭に置いている。