抄録
日本の各地域でそれぞれの地域資源・観光資源の魅力を活かした体験ツーリズムや各種の商品サービス・ブランドを企画・製作・準備して、特定のターゲットツーリストを呼び込む着地型観光事業が企画・実践され始めている。その事業運営を担う中核的な人材を、「地方創生ディレクター」と呼ぶことにして、P2Mフレームワークを適用してこの人材育成プログラムの設計・開発と実証に取り組んでいる。そこで本論文の研究目的として、この育成プログラムの中で、以下の3つの研究課題に取り組むことにする:(1)コンテンツマーケティングの動向調査と、(2)サービスプロセスに対応したインバウンド着地型観光プロモーション、(3)インバウンドツーリストが旅行前および旅行中に利用する主要メディアの導入動向の調査。