抄録
システムズエンジニアリングアプローチによるシステムアーキテクチャの定義は、対象のシステムを明らかにして、対象システムの持つべき機能を定義し、論理的にシステム要素に分解し、それらの関係性を明らかにしていくアプローチである。本アプローチを化学企業の生産性向上のためのプロジェクトで用いる際には、どのようにプログラムマネジメントを行う必要があるかを明らかにする必要がある。そこで、本研究では、先進的企業の知的統合プロジェクトを事例に、そのシステムアーキテクチャを定義し、P2Mのプログラムマネジメントとの関係性について論じる。