抄録
本報告は、次世代のための国際協働による社会価値共創基盤が効果的に機能するために必要とされる手法を明らかにするために、2012年より公益財団法人イオン環境財団の主催で実施されてきたアジア学生交流環境フォーラム (Asian Students Environment Platform)に着目する。
『各国で異なる自然環境や価値観を学びながら、協働して新たな社会価値を創造する』ことを使命とし、各国からの大学生が地球環境問題の議論・提言を行うプログラムのプラットフォームとしての評価分析を行い、国際研究プラットフォームであるフューチャー・アース等で重視されているCo‐design・Co-productionおよびCo-deliveryの手法の実践が社会価値共創基盤が効果的に機能するために必要であることをP2Mのフレームを適用して考察する。