抄録
本稿では世界農業遺産認定地域におけるSDGsの取組状況を調査に基づき明らかにした。また、世界農業遺産地域で内閣府の「SDGs未来都市」に認定されている地域の特徴を整理するとともに、宮城県大崎市の計画を事例として取り上げ、その計画立案の過程にP2Mの理論と技法を活用するとともに、今後の展開に関して2Mの理論と技法を用いて分析を行い、改善提案を行うなど、P2Mの有用性を検証した。その過程でロジックモデルやプラットフォームマネジメントなど、P2Mの理論と技法が国の補助事業において主流化していることを考察した。