2020 年 44 巻 3 号 p. 178-187
NEXCO中日本が管理する高速道路は総延長約2,100㎞で、その約6割が開通後30年以上を経過している。特に、首都圏・東海圏・関西圏の東西軸を結ぶ東名高速道路、名神高速道路の全線が開通後50年を経過し、全国の高速道路の中でもNEXCO中日本が管理する高速道路の老朽化が顕著である。重要な交通インフラである高速道路を持続的に良好な状態に保つとともに、より一層の安全・快適な高速道路空間を確保するため、橋梁床版の取替等の高速道路リニューアルプロジェクトに取り組んでいる。