名古屋大学大学院環境学研究科
2020 年 44 巻 3 号 p. 197-204
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
歩行者の交通安全が依然、大きな課題となる一方、対策としての信号機の老朽化や維持管理費用の増大も問題となっている。信号に頼らずに安全な横断機会を与えるための横断施設として、無信号横断歩道の構造改良、特に単路部の二段階横断が近年注目され、国内の導入事例でも、車両の停止遵守率や速度抑制等の面から高い効果が得られている。本稿では、無信号横断施設の構造改良による安全・円滑性の向上効果や道路階層に応じた設置の考え方について、国内外の事例を整理する。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら