電気学会誌
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解説
チップスケール原子時計の最新の展望
—正確な時計により広がるアプリケーション—
五箇 繁善
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2015 年 135 巻 10 号 p. 701-704

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抄録
1.時計の歴史と原子時計への変遷 時計は,紀元前3000年頃のエジプトで太陽の動きに従う日時計から始まり,夜間にも使用できる水の流れを用いた水時計や,燃える速度を利用した火時計などが考案され用いられた(1)。1583年にはガリレオ・ガリレイが振り子の等時性を発見し,その後の機械振動を用いた時計に大き
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© 2015 電気学会
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