2026年がスタートした。今年も国内外で想像を超える出来事が起こっていくのだろう。それでも日本が世界に対して不可欠な国であることを示していく必要がある。科学技術の観点からは,今年は第7期の科学技術・イノベーション基本計画がスタートする。日本はエネルギー
1.はじめに
近年,地球温暖化に伴うと考えられる異常気象が数多く発生しており,温暖化の原因物質の発生量削減が求められている。2015年に気候変動問題の解決に向けたパリ協定(COP21)にて掲げられた世界共通の長期目標を達成するために,「2050年カーボンニュートラル」が各国で宣言さ
1.はじめに
送変電機器の高電圧絶縁媒体として過去50年にわたり使用されてきたSF6ガスは,地球温暖化係数(Global Warming Potential:GWP)が24,300と極めて高く,実排出量に加えて使用量自体の削減が望まれるようになってきている(1)(2)。日本においては現時点で電力用SF6ガスに
1.はじめに
近年,企業経営においては,コスト削減だけでなくSDGsやESG等,環境や社会への配慮が強く求められるようになってきた。地球温暖化や環境負荷の軽減,あるいは持続可能な取り組みに注目が集まっており,国内において再生可能エネルギーの普及が進むなか,電力インフラに
1.はじめに
変圧器の絶縁・冷却媒体として鉱油(もしくはSF6ガス)が多く使用されているが,近年,植物を原材料とし,生分解性を有するエステル系絶縁油の適用が進んでいる。エステル油は分子内にエステル結合を有しており,JIS C 2390(生分解性電気絶縁油)に3種類規定されている(1)。
1.はじめに
SF6ガスを絶縁冷却媒体に用いたガス絶縁変圧器は不燃性を有し,漏油リスクがない特徴を生かし,都市部の地下変電所,水力発電所,海や湖などに近接した変電所等を中心に適用されている(1)。特に不燃性である点において,代替可能な機器はほとんどない(2)。一方,SF6ガスは地球温
1.はじめに
走行中ワイヤレス給電(Dynamic Wireless Power Transfer:DWPT)の研究が世界的に行われている。停車中ワイヤレス給電の規格との互換性を考慮した電磁誘導による磁界結合が世界的に主流であり,本稿でも磁界結合を想定する。特に,共振させることで高効率かつ大電力を実現で
1.はじめに
天地を貫く閃光と轟く雷鳴。雷の正体が解明されていなかった昔,人類は雷という自然現象を神や伝説として扱った。今から約270年前,雷の原理が解明されることで科学的視点からの雷保護技術が生まれ,雷保護技術は飛躍的な発展を遂げるが,それにも関わらず雷による被害は後
1.エンジニアに必要なパラメータが分かっていない
雷は人類が生まれるより前から今に至るまで存在する身近な自然現象であり,神話やゲームなどでは大人気です。しかし,残念ながら雷で亡くなる人もいらっしゃる災害でもあり,安全対策を周知する必要がある対象でもあります。
1.はじめに
地球温暖化対策および持続可能な社会の実現に向け,カーボンニュートラルの達成は国際的に重要な課題となっている。部門別CO2排出量の多くを運輸が占めており,そのなかでも自動車関係の割合は大きい。輸送部門からのCO2排出量の削減は喫緊の課題であり,従来の内燃機関車
1.はじめに
本規格は,JEC-5101:2022「送電用鉄塔設計標準」の本文を英訳したものである。送電用鉄塔設計英文化標準特別委員会にて2024年8月に英訳作業に着手し,慎重審議の結果,2025年6月に成案を得て,2025年7月22日に電気規格調査会委員総会の承認を経て制定した。