電氣學會雜誌
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新型超短波用受信機に就て
宇田 新太郎
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1929 年 49 巻 491 号 p. 724-731

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抄録

三極眞空管に依つて數十糎程度の極めて短い超短波の増幅檢波が有効に行れる事を示してある。且つ眞空管内電子振動に伴ふ特種増幅檢波作用を巧に利用し、携帶に便利な一つの新型受信機を考案した。この受信機の檢波能力の優秀なる事、選擇性に富む事、感度の鋭敏なる事且つ調整が極めて容易に然も滑かに行はれる等のト點のある事を述べてある。實際に組立てた受信機は波長40糎乃至80糎用のもので、眞空管はCymotron UF-101或はCymotron 199を使用した。
最後にこの受信機を用ゐ、5キロメートルの距離に通信試驗を行ひ良結果が得られた事を述べてある。この時の波長は45糎で、送信機は弱いBarkhausen發信器を使用した。送信側は1000サイクルで變調され、受信側には可聽周波二段増幅を用ゐた。

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