電氣學會雜誌
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ゴム絶縁電線の耐オゾン試驗法に就て
熊谷 三郎楊 進順治 利喜美
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1938 年 58 巻 605 号 p. 993-995

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抄録
現在一般に行は礼てゐるゴム絶縁電線の耐オゾン試驗法に於ては,試驗回路に高周波振動の發生が可能で,耐電壓時間は主として此の高周波振動の強さに依つて定まり,高周波振動の發生し難い回路を潔んで試驗すると耐電壓時間が著しく長くなることを示した。而して,發生する高周波振動は回路の状況に依つて變るから試驗法としては回路状態を充分明確に規定しなければ殆ど意味の無いことを實驗結果に基いて強調した。尚,氣壓及び電線の曲げの影響を附記した。
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