照明学会 全国大会講演論文集
平成14年度(第35回)照明学会 全国大会講演論文集
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高光度白色LED光源を用いたバックライト式照明装置の開発と評価
小橋 克哉田口 常正
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p. 141

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抄録
発光ダイオードは次世代照明用光源として期待されている. 拡散効果のある乳白色のアクリル板の裏面を上下左右の各方向から白色LEDで照射することにより従来光源を用いる場合よりも薄型化されたバックライト式照明装置の開発を目指した. LEDをどのように配置すれば視認性の良い照明装置となるかをシミュレーションした. 得られた最適配置の照明装置を作製し輝度分布による評価を行った. 指向角20°型LEDでは配光が急峻で輝線が目立ち, 側面に大部分が行き渡ってしまう. 50°型ではある程度一様だが20°型より高い輝度を得られない. 70°型では光源付近しか照らせない. そこで, パネル外側付近の照射を担当する70°型を表面側に, 内側付近の照射を担当する20°型を裏面側に配置することを考えた. これに則ってシミュレーションすると照明装置の表面部分の輝度分布が最も一様で視認性が良かった.
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© 2002 照明学会
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