抄録
近年液晶ディスプレイ業界では、環境保全の立場からHgフリー光源を用いたバックライトの開発が検討されている。そこでキセノンを封入したHgフリーCFLバックライトの開発を行った。モデルとして水銀入り2灯用バックライトと性能比較するため4本のHgフリーCFLを用いたサイドライト方式にて検討を行った。Hg-CFLバックライトと比較して消費電力がおよそ1.5倍になるが光学的特性としてほぼ同等のバックライトを実現できた。HgフリーCFLバックライトは広い温度範囲で輝度及び輝度立ち上がり特性がHg-CFLバックライトより優れていることより、ナビゲーション等の車載用途として有効である。