抄録
本研究の目的は、北九州において取得した昼光と日射に関する測定データを、日本のIDMP(International Daylight Measurement Programme:国際昼光測定プログラム)測定所と同様の手法で処理し、その活動と融合して、有用な昼光と日射の測定資料の開発に寄与することである。1年間、連続して取得した1分間隔の瞬時データである水平面グローバル照度、直射照度、水平面グローバル放射照度、及び直達放射照度と、それらから計算により求めた全天空照度、水平面天空放射照度を、30分毎の時系列データ、及び30分毎の月別の頻度分布としてまとめ、結果を例示した。